リネン、リヨセル、麻など他の天然素材についても同様の取り組みを進めていますが、毎回「品質、環境への配慮、手ごろな価格を組み合わせる」という解くべき方程式が立ちはだかります。カシミヤの使用を止めることになったのはそのためです。動物愛護、品質、そして適正価格を保証できる調達ルートが見つかりませんでした。ウールについては、2023年までに、動物愛護と持続可能な土地管理を保証する認証であるRWS(レスポンシブル・ウール・スタンダード)認証のウールのみを使用することを目指しています。
最後に、合成素材や人工素材の使用はごくわずかで、オイルクロスや水着など、天然素材では同等の品質や機能を保証できない場合に限って使用しています。
また、工場から物流倉庫への運搬、そしてネット通販でお客様にお届けする際に、服を保護する小さな個別のプラスチック包装であるポリ袋についても、改善していきたいと考えています。この袋の使用は多くの公害を引き起こすため、今日では激しく非難されています(当然のことですが)。完全な廃止に向けたしかるべき解決策はまだ見つかっていませんが、現在、その影響を最小限に抑えるために2つの手段を検討しています。それは、プラスチックを再生プラスチックまたは代替材料に置き換えること、そしてプチバトーの物流拠点で直接ポリ袋のリサイクルを最大限行えるようにすることです。その結果、5月からはオンラインブティックで使用していたポリ袋とプラスチックハンガーを廃止し、同時にプチバトーの物流拠点でそれらを直接リサイクルすることになりました。